12月23日「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」による屏風ヶ浦野外実習を実施
本校では過去5年間、国立研究開発法人】科学技術振興機構(所轄:文部科学省)による、SPP(サイエンス・パートナーシップ・プログラム)を実施してきました。今年度よりそれに替わる新事業として「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」がスタートし、引き続き採択されました。
この事業では、学校が実施主体となって大学・研究機関等の連携機関の協力を得て中高生の科学研究実践活動を実施するとともに、継続的・自立的に科学研究実践活動を行うための取り組みが3年間に渡って支援されます。本校の他、両国高等学校・同附属中学校、三田高等学校3校の共同実施としています。
今回はプレ行事として、「すごい地層を見に行こう!」というキャッチフレーズの下、千葉県銚子市屏風ヶ浦で野外実習を実施しました。千葉科学大学と帝京平成大学から講師・TAを招聘し、案内・指導をしていただきました。曇天で肌寒い日でしたが、参加した約30名の生徒達は犬吠埼と屏風ヶ浦の2カ所で、とても熱心に観察を行いました。
今後生徒達は、それぞれ研究テーマを決め、3学期に室内実験や分析・調べ・まとめ・発表を行う予定です。
(左上)犬吠埼灯台前で、地形の概略について説明を受ける
(右上)犬吠埼灯台下で、中生代白亜紀の堅い地層中に見られる様々な堆積構造を観察
(左下)35~55mの海食崖が約10kmにわたって続く、ダイナミックな屏風ヶ浦の地形を観察
(右下)屏風ヶ浦の露頭で、北アルプスを給源とする約180万年前頃に堆積した広域火山灰2層を調査