第4学年 『家庭基礎』 「ライフサイクルゲームⅡ」

第4学年 『家庭基礎』の今年度最後の授業では、「ライフサイクルゲームⅡ」を活用し、ゲーム体験を通して、これまで学習した内容を今後の人生において、どのように生かしていけるのか、また、自己に起きた様々な出来事を、どのように解決していくのかについて考えました。

ゲームを体験して、自分では回避できないアクシデントやトラブルが人生には起こり得ること、準備をしていたことで平穏無事に過ごせた人生など、一人一人、今後の人生についてより深く考えるきっかけとなりました。

授業を受けた生徒たちの感想をご紹介します。以下よりご覧ください。

「ライフサイクルゲームⅡ」感想

平成29年度 修了式

  

平成29年度の全ての行事が終了しました。今回は1年、2年は西校舎へ移動し、4年、5年と合同で行いました。校長先生からの1年間の総括をいただきました。平成30年度は国際色の豊かな学校として新たにスタートします。始業式は4月6日です。元気な姿でまた会いましょう。

 

平成29年度 附属中学校卒業証書授与式 校長式辞

本日は、東京都立白鷗高等学校附属中学校第十一回卒業証書授与式にあたり、多数のご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席をたまわりましたことを、始めに高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。

十一期生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんが心も体も一段と成長して、胸を張ってここにいる姿を見る時、私も大変誇らしい気持ちになります。皆さんは、本校での3年間、高校に長く伝わる「辞書は友達、予習は命」の合言葉のもと、熱心に学習に取り組み、確かな学力を身に付け、豊かな心をはぐくみ、多くの友達を得たことと思います。体育祭、白鷗祭、合唱コンクールの三大行事、部活動、一年の時のプレゼン合宿や二年の農村体験、三年の奈良・京都への修学旅行等、忘れることのできない思い出として皆さんの心に刻まれていることでしょう。今日は足の病気のためお休みされている蓑田先生も車椅子で駆けつけてくれています。

私が皆さんとの思い出で最初に覚えているのは、2年前の4月の健康診断でのことです。体操着に着替えて廊下に並び学校医の先生の診察を待つ間、そこにいた皆さんは誰もが教科書や単語帳を見たり、本を読んだりしていました。これまで学校でそのような姿を目にしたことがなかった私は、大変感銘を受け、学校説明会などで、たびたびその話をしました。皆さんのそのような姿は、ひたむきに学ぶ白鷗の良き伝統そのものです。その真面目さや熱意は、きっとこれからの皆さんを助けてくれるはずです。

中高一貫教育校の中学3年生というのは過ごし方がなかなか難しい面があります。特に本校の皆さんは、東校舎から西校舎に移り、一足早く高校生の仲間入りの気分を味わいつつ、本来ならば最上級生として大いに自我を拡張できるところを、末っ子として何かと心細く窮屈なこともあったのではないかと思います。一般的には中だるみなどと言われる中で、皆さんは少しもそのような心配を感じさせない生き生きとした姿を見せてくれました。高校受験という通過儀礼の機会のない皆さんに、学習のモチベーションを高くもってほしいと、英語検定で目標を設定しましたが、昨年の十期生を上回る九十一%の人が英検準2級以上に合格という快挙を成し遂げてくれました。この結果がどんなに素晴らしいかということは、全国の平均では、中学校ではなく高等学校3年を終えるまでに準2級程度以上の英語力を獲得した人がわずかに36%であることを見れば一目瞭然です。合格した皆さんは誇りに思い、再度挑戦する皆さんは是非とも頑張ってほしいと思います。

グローバル化の進展する時代を生きる皆さんは、そのコミュニケーションのツール、道具としての英語の力を伸ばすことももちろん大切ですが、本当に重要なものは実は英語力ではないと私は思っています。

これまでさまざまな機会に、ダイバーシティ、多様性を尊重せよ、そして競争と協働の両方ができる人になってほしいと言ってきました。このことは「言うは易く行うは難し」です。自分や自分の属する集団に対する愛着をもつことはそれほど難しいことではありません。しかし自分と異なる人々を認め尊重するということは、大変な努力を要することであるのは、世界で日々起きている出来事を見れば明らかだと思います。正義よりも力に、優しさより要領の良さに価値が置かれているように思えることが多い世の中ですが、私は皆さんには正義と優しさを貫くことのできる強さとしなやかさを持ち続けてほしいと願っています。

中学校を卒業するということは、義務教育の修了という意味も持っています。小学校からの九年間の義務教育を終えるということは、皆さんにとって大変大きな人生の節目の時ということができます。義務教育は、日本の法律においては大人が子供に教育を受けさせる義務であるということは以前お話ししました。世界の中には教育を受けることが子供の義務であると法律に明記してある国もあります。義務教育を終えるにあたっては、皆さんをここまで育て教育の環境を与えてくださった保護者の方々に感謝すると同時に、これからの学びに思いをはせてほしいと思います。

今までは、学ぶべきことや学び方は大人が示してくれました。これからは自分で学びたいことを発見し、自らが主体的に学びを獲得していく姿勢が大切になります。学びは本来皆さんの知的好奇心を刺激し、楽しさや喜びを与えてくれるはずのものです。義務教育を終え、白鷗高校への進学を前にして、もう一度学ぶことの楽しさや意義を感じて、来るべき高校での進化した学びにワクワク・ドキドキ、期待感をもち、より一層の学習のモチベーションの向上につなげてほしいと私は心から願っています。

さて、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業誠におめでとうございます。これまで深い愛情でお子様の成長を見守ってこられた皆様にとりまして、九年間の義務教育の修了は、本当に節目の時でもあり、大きな安堵と喜びの日であろうと拝察いたします。これまで本校の教育方針にご理解とご協力をたまわり、本当にありがとうございました。保護者の会である「双鷗会」の皆様には、中高一貫教育校としての学校づくりを支えていただき、感謝の念に堪えません。引き続き、白鷗高校におきましてもご支援をよろしくお願いいたします。また、ご来賓の皆様をはじめ、近隣の皆様には、本校の成長を温かく見守っていただき、多くのご声援をたまわりました。あらためて深く御礼を申し上げます。

本校を卒業し、自分の望む進路を切り拓くために白鷗を離れ新天地へと羽ばたく皆さんもいます。生徒としてはお別れですが、白鷗はいつまでも皆さんの母校です。新しい学校での活躍を心から期待しています。どうか頑張ってください。

Education is the most powerful weapon which you can use to change the world.「教育とは世界を変えるために用いることができる最も強力な武器である。」南アフリカで初の民主的な選挙により大統領となったネルソン・マンデラ氏の言葉です。私たちはそのような教育の力を信じて、これまでもそしてこれからも皆さんと共に歩んでいきます。

卒業生の皆さんの輝ける未来を期待し、また本日ご列席の皆様の益々のご健勝とご発展を祈念し、私の式辞といたします。

 

平成三十年三月二十日

東京都立白鷗高等学校附属中学校長 善本 久子

 

吹奏楽部雑誌掲載と定期演奏会告知

吹奏楽部は吹奏楽の専門雑誌である「バンドジャーナル」(音楽之友社刊)の取材を受け、「ガンバレ!! 小編成バンド」のコーナーに部の特集記事を掲載していただきました。(https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/bandjournal/)
「バンドジャーナル」は吹奏楽に携わっている方であれば必ずご存じの、とても有名な全国誌です。記事の中では指揮者の先生や顧問のコメントが多く紹介されていますが、生徒へのインタビューもたくさん載っています。白鴎生ががんばっている様子が全国の吹奏楽関係者に伝わり、特に同じように制約の多い中でがんばっている吹奏楽部の参考になればと思います。このような記事を掲載していただけることを大変光栄に思うとともに、こうして充実した活動をさせていただいているのを助けて下さっている保護者や地域の方々、白鴎の教職員のみなさんなど、すべての方々に感謝しております。
今回は高校吹奏楽部についてとなりましたが、記事の中には中学生との集合写真も掲載されています。高校だけでは「小編成」ですが、中学生も合わせた「大編成」で来たる3月28日に定期演奏会を行います。小編成の緻密さも、大編成の迫力も両方楽しんでいただける舞台にすべく、部員一同練習に励んでおりますので、ぜひみなさまお誘い合わせの上、ご来場下さい。


日時:3月28日(水)16:30開場 17:00開演
場所:浅草公会堂(https://asakusa-koukaidou.net/home/event.html)
※客席について、ポスターの中では「全席自由」としていますが、演出や録画等のため、3階席は一般開放しませんので、ご了承下さいますようお願いします。

平成29年度 高等学校卒業証書授与式 校長式辞

本日は、東京都立白鷗高等学校第七十回卒業証書授与式にあたり、多数のご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席をたまわりましたことを、はじめに高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。

8期生の皆さん、卒業おめでとうございます。今二二九名の皆さんの誇りに満ちた姿を見るとき、本当に感慨深いものがあります。

皆さんは縁あってこの白鷗で学び、長く受け継がれてきた「辞書は友達、予習は命」の合言葉のもと、たゆまぬ努力で確かな学びを獲得し、悩みや葛藤の中にも生涯忘れえぬ思い出やかけがえのない友を得たことと思います。そしてそれぞれが自分の進路を切り拓き、今日新しい道へ踏み出します。皆さんは、都立の中高一貫教育校という新しい枠組の本校を選んで入学してくれました。とりわけ、高校から入学した皆さんは、既に学校生活に慣れている生徒の中に、新しい風を吹き込んで開かれた集団にしてくれたと思います。

体育祭、白鷗祭、合唱コンクールの三大行事や部活動、台湾への修学旅行など、多くの思い出が皆さんの心に刻まれていると思いますが、中でもリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックにおけるトランスフォーマ・コネクション・プロジェクトは、日本の高校を代表し、8期生の皆さんが中心になって取り組み、素晴らしい成果を挙げました。8期生が校庭で作った「ありがとう」の意味の人文字「OBRIGADO」が、リオのオリンピックの閉会式において、次期開催国の日本の紹介ビデオの中で流れたことは、忘れられない出来事の一つでしょう。

さて、皆さんはこれから高校を旅立ち、自立の道を歩むことになります。それはすなわち、個としての自分自身のアイデンティティーを確立する道ということです。学校にいる間は、たとえばテストで多くの人が平均点というものを意識していたでしょう。けれども平均点とは、統計上は意味があっても、誰のものでもない点です。皆さんは統計上の平均を生きるわけではありません。一人一人がかけがえのない自分自身を生きるのです。この国は特に同調性への圧力が比較的強い文化です。他の人と同じであることで安心したり、他者にもそれを求めたりする傾向があります。しかし唯一無二の個としての自分を、集団における比較においてのみ意識するのではなく、なりたい自分を是非追求してください。

私は人が生きていくために本当に必要なことは3つだといつも考えています。

一つ目は、誰かをあるいは何かを心から愛すること。二十世紀後半、日本で最も愛読された海外作家の一人であるフランスの作家アルベール・カミユの言葉に次のようなものがあります。「愛されないことは単に不運でしかない。愛さないことこそ不幸である。」愛することはよりよく幸福に生きるための鍵であるということだと思います。皆さんが「そのような愛の対象を見いだせることを祈っています。

二つ目は、自分が正しいと信じることを勇気をもって貫くこと。人が自分の行動で最も自尊心を傷つけられるのは、正しいと思うことを曲げなければならない時だと思います。「うまくやろうと思うな、正しくやろうと思え」これは私が先輩から教わった言葉です。皆さんには生涯正義を重んじる人であってほしいと思います。そしてその正しいことをするためには、周囲を巻き込み協働的に行うことがとても大切です。その意味で、皆さんには周りを納得させることができるタフ・ネゴシエーターになってほしいと思います。

そして三つ目は、思いどおりにならない時に簡単に折れてしまわず、柳のようにしなやかな心をもつこと。これが一番大切で難しいことかもしれません。失敗や挫折は人生につきものですが、そこから学んだり成長したりすることができるものです。柔らかい心をもっていれば、見えてなかったものに気づいたり、発想を転換させたりすることができます。正しさの追求の中にも、是非そのようなしなやかさを失わないでほしいと思います。

皆さんは、能力やあるいは環境・機会というものに恵まれた人々だと言えると思います。そして皆さんには、その環境や機会を生かし、能力を最大限に伸ばして、幸せな人生を送ってほしいと私は心から願っています。一方で困難な状況にあって正しさを追求することの難しい人々の痛みや苦悩に心を寄せながら、それでもなお理想に近づけるよう、正しい道を歩めるよう、共に手を携え人々を導くことのできる人であってほしいと願っています。

世界には、違いを認めようとしない排他的な空気や憎悪が広がっているようにも見えます。しかし多様であることを認める社会というのは、私たちが生きやすい社会だと私は思っています。これまでも折にふれて皆さんにこのことを話してきました。皆さんは、自分は何者なのかというアイデンティティーをしっかりもちながら、異なる価値観を認め、ダイバーシティ(多様性)を互いに尊重し合えるよう、自分だけでなく周囲の人々をも巻き込み、理想とする社会の実現に努めるリーダーに成長することを願ってやみません。

さて、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業誠におめでとうございます。これまで深い愛情でお子様の成長を見守ってこられた皆様にとりまして、今日の佳き日は、本当に節目の時でもあり、大きな安堵と喜びの日であろうと拝察いたします。これまで生徒の皆さんと過ごしてきて、その真面目でひたむきな姿に私の方が救われる思いを抱くことがたくさんありました。これも保護者の皆様の慈しみのたまものと感服いたします。これまで本校の教育方針にご理解とご協力をたまわり、本当にありがとうございました。保護者の会である「双鷗会」の皆様には、中高一貫教育校としての学校づくりを支えていただき、感謝の念に堪えません。引き続き、「後援会」としてご支援をいただければありがたく存じます。また、ご来賓の皆様をはじめ、近隣の皆様には、本校の成長を温かく見守っていただき、多くのご声援をたまわりました。あらためて深く御礼を申し上げます。

センター試験の前日、8期生の皆さんの健闘を祈って片目を描き入れた高崎ダルマに、今朝早く、大願成就を祝い、両目を入れました。試験の結果がどうあれ、皆さんは全員が学びにおいて勝者です。勉強の努力は決して皆さんを裏切ることはありません。真摯な努力によって身に付いた学びは、必ず皆さんのこれからの人生で助けとなってくれるはずです。白鷗の良き伝統であるひたむきな学びをどうかこれからも続けていってください。

今皆さんは、卒業して新天地へはばたく喜びと共に、別れの寂しさを感じてもいることでしょう。生徒としてはお別れですが、同窓会である「鷗友会」を通じて、これからも本校に心を寄せてくれると期待しています。今年創立130年を迎える歴史と伝統ある白鷗高校の卒業生としての誇りを胸に、白き鷗のごとく美しく飛び立つ皆さんを見送り、白鷗はこれからもずっと皆さんの母校としてここにあり続けます。

卒業生の皆さんの健康と幸せを願い、また本日ご列席の皆様の益々のご健勝とご発展を祈念し、私の式辞といたします。

 

平成三十年三月十日

東京都立白鷗高等学校長 善本 久子