2019年12月15日(日)都立小石川中等教育学校にて開催された「第1回東京高校生国際会議」に、本校の生徒3年生3名・4年生5名・5年生3名の計11名と、令和元年度第2回東京体験スクールで本校に来ている留学生10名が参加しました。高校生国際会議は、都立高校生と留学生が多文化共生について話し合い、考えを広める東京都教育委員会が主催する特別講座です。今回は「日本における多文化共生社会へのアクション~東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて~」というテーマをもとに、「ユニバーサルデザイン」「防災」「ごみ・環境」「多文化教育」の4つの分科会に分かれ、課題・原因・解決策について話し合い、その後全体で発表しました。今回の会議の言語は原則英語という環境の中、本校の生徒はファシリテーターとして活躍しました。
英語で議事進行するだけでなく、様々な異なった意見を取りまとめるという難さもあり、生徒は大変苦労していました。しかし、例えばユニバーサルデザイン班では、認知しづらいデザインを取り上げ、新たなデザインを提案するなど、試行錯誤しながら班の提言としてまとめあげました。参加した生徒達は「留学生のサポートなどもありなんとか乗り切ることができた」と言っていました。こういった経験そのものが「多文化共生社会」を学ぶ機会になったのではないでしょうか。また、今後も本校の生徒がこのような場で活躍する機会を増やしていってほしいと思います。