「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」による富士山麓野外実習の実施

本校では平成26度までの5年間、【国立研究開発法人】科学技術振興機構(所轄:文部科学省)による、SPP(サイエンス・パートナーシップ・プログラム)を実施してきました。平成27年度よりそれに替わる新事業として「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」がスタートし、引き続き採択されています。

この事業では、学校が実施主体となって大学・研究機関等の連携機関の協力を得て中高生の科学研究実践活動を実施するとともに、継続的・自立的に科学研究実践活動を行うための取り組みが3年間に渡って支援され、本年度が最終年度になります。本校の他、両国高等学校・同附属中学校、三田高等学校3校の共同実施としています。

今回は「火山・富士山をさぐる」というテーマで、山梨県富士吉田市・鳴沢村で野外実習を実施しました。講師にはブータン経済省地質鉱山局JICA派遣専門家として派遣経験を持つ研究者を招聘し、現地では山梨県富士山科学研究所の見学と所員の方による案内・実験指導をしていただきました。野外観察は、「道の駅なるさわ:富士山遠望」「精進湖:側火口列と青木ヶ原の遠望」「西湖:溶岩トンネル・コウモリ穴と、青木ヶ原溶岩流表面」「鳴沢村ジラゴンノ:青木ヶ原溶岩流断面及び溶岩樹型型溶岩水蒸気噴気孔(スパイラクル)」の4ポイント。山梨県富士山科学研究所では「剣丸尾溶岩流の水浸透実験」「火山噴火モデル実験」「溶岩流流下モデル実験」を実施していただきました。

気温5度前後という肌寒い日でしたが、好天に恵まれて5合目以上に雪がかぶった雄大な富士山の姿を終日見続けることができました。参加した20名の生徒達は、とても熱心に観察を行いました。

また、今回の貸切バスのチャーターには本校後援会からご支援をいただき、理事の皆様方も同行されて生徒の活動状況を視察していただきました。

今後生徒達は、それぞれの研究テーマに沿って、室内実験や分析・調べ・まとめ・発表等を行う予定です。

左:道の駅「なるさわ」から富士山北側を望む
右:精進湖から富士山北西側と側火口の大室山・青木ヶ原溶岩流を望む(1000円札の景色)

左:西湖コウモリ穴(溶岩トンネル)内部の縄状溶岩(パホイホイ溶岩)
右:西湖コウモリ穴付近の青木ヶ原溶岩流地表部

左:鳴沢村ジラゴンノの青木ヶ原溶岩流断面
右:鳴沢村ジラゴンノのスパイラクル構造

左:鳴沢村ジラゴンノでの玄武岩質溶岩の識別実習
右:山梨県富士山科学研究所での溶岩流流下実験