着任挨拶
令和3年4月1日付で白鴎高等学校・附属中学校長に着任いたしました宮田明子(みやたあきこ)と申します。本校ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
白鴎高等学校は明治21(1888)年に「東京府高等女学校」として創立され、以来133年の歴史を誇る、言わずも知れた伝統校です。平成17(2005)年には都立初の中高一貫教育校になって今に至っていますが、この間、数々の有為な人材を世に送り出し、常に時代をリードする学校として世の中の変化を受けて変遷を遂げてきました。
そして、今また本校は、大きな時代の変化の中で新しい「白鴎」に日々生まれ変わっています。本校は、「伝統からグローバルな未来へ」をスローガンに、従来から重点を置いてきた「日本の伝統・文化理解教育」に、「ダイバーシティ(多様性)教育」、そして「課題探究型学習」を加えて、この大きな3つの柱を軸に教育活動に取り組んでいます。なかでも平成30年度から文部科学省より「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」の共同実施校に指定され、国際的なダイバーシティ(多様性)を兼ね備えたグローバルリーダーの育成を目指しています。コミュニケーション・ツールとしての英語力の獲得は当然ですが、理数分野や社会分野で探究型学習に取り組んで、世界規模のダイバーシティを身に着けようとするなら、まさに白鴎での学校生活がそれを提供できると確信しています。必ずや、皆さんの期待にお応えすることをお約束します。
今年もまだまだ新型コロナウイルスの教育活動への影響は避けられそうもありません。しかし、こんな困難な時代でも、いや、こんな困難な時代だからこそ白鴎高校と附属中学校は、自慢の「開拓精神」で今後も新しい扉を開いていきます。ご期待ください。