校長室

P02-01 校長挨拶

~新しい時代を迎えてグローバルに飛躍を~

平成最後となる31年度がスタートしました。5月には令和元年となり、時代の節目の時を迎えます。都立白鷗高等学校・都立白鷗高等学校附属中学校にとって、今年度は変化と新たな飛躍の年となります。昨年度はグローバル人材育成のための取組が満を持して本格的にスタートし、11月には、創立130周年記念式典を東京文化会館大ホールで盛大に挙行することができました。これも皆様のご支援のお蔭と感謝申し上げます。歴史と伝統ある本校において、都立学校最大規模の約1200名の生徒をおあずかりする校長職の責任の重さを痛感し、ご期待に全力でお応えする所存です。

本校は130年を超える歴史の中で、常にパイオニア(開拓者)であり続けました。本校の教育を支える理念は「開拓精神」です。そして生徒たちは、歴史と伝統を背負うことへの誇りと自覚をもって、自律的な学校生活を送っています。良き仲間と互いに切磋琢磨できること、それが何よりも本校の魅力と言えると思います。

昨年スタートしたグローバル人材育成のミッション(使命)は、私たちに新しい飛躍の機会を与えてくれています。この取組によって育てたい生徒像を、私たちは次のように明確に示しました。

自己のアイデンティティを有し、
個々の能力を最大限に発揮して課題解決を図るとともに、
多様性の尊重を基盤に、国際的な「競争」と「協働」の両方ができる人材

ダイバーシティ(多様性)の尊重が根底にあって、「競争」だけでもない「協働」だけでもない、その両方ができる人材こそ、グローバル化の進展する時代に真に求められているのではないでしょうか。そしてこのことがまさに「言うは易く行うは難し」であることは、現在の世界情勢が如実に示しています。私は、自己や自己の属する集団を大切にすることは容易であっても、異なる他者の多様なあり方を尊重することは、教育によってのみ可能になるとの信念をもっています。本校の生徒は誰もがダイバーシティ(多様性)の言葉を意識しながら、日々の学校生活に取り組んでいます。

こうした中で、グローバルなコミュニケーションツールとしての英語力の向上にも本校は力を入れており、昨年度は中学3年生の98%が英検準2級以上合格し、60%がさらにその上の英検2級以上を取得するという素晴らしい成果を挙げました。これは彼らが今年の3月に揃って本校初のアメリカ西海岸研修旅行に出かけ、スタンフォード大学をはじめ世界を動かすシリコンバレーの空気に触れ、プレゼンテーションを行う機会を得たことが大きいと思います。

さらにこのたび、文部科学省から「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」の共同実施校の指定を2019年度~21年度の3年間にわたり受けることになりました。Society5.0の時代に向けてイノベーティブなグローバル人材を育成する目的で新設されたこの事業は、本校にとってさらなる変化の契機となるはずです。

(文部科学省HPより http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/1415094.htm

白鷗は、確かな学力を育成し、真に世界で活躍できるリーダーを育てることをめざし、これからも時代をリードするパイオニアとして、変化を恐れず前進します。

美しい校名のとおり、白きカモメのごとくグローバルに飛躍する白鷗として、教職員一同精一杯努力をしてまいりますので、今後ともご理解・ご支援を賜りますようお願いいたします。

平成31(2019)年4月
東京都立白鷗高等学校・附属中学校
校長 善本 久子