校長室

P02-01 校長挨拶

~伝統からグローバルな未来へ~

平成30年度がスタートしました。都立白鷗高等学校・都立白鷗高等学校附属中学校にとって、今年度は大きな節目の年となります。2年間かけて準備をしてきたグローバル人材育成のための取組が、満を持してこの4月から本格的に始まります。また本年11月22日(木)には、本校の創立130周年記念式典が、東京文化会館大ホールで行われます。歴史と伝統ある本校において、1200名の生徒をおあずかりする校長職の責任の重さを痛感し、皆様からのご期待に全力でお応えする所存です。

本校は130年の歴史の中で、常にパイオニア(開拓者)であり続けました。本校の教育を支える理念は「開拓精神」です。みずからの意志と努力をもって自己を開発していく精神、いかなる苦難にも耐えて自己の人生を切り開いていく力、社会の進展に寄与する旺盛な意欲をもつ生徒を育成することを目指して、教育活動を実践しています。また、生徒たちは、歴史と伝統を背負うことへの誇りと自覚をもって、自律的な学校生活を送っています。良き仲間と互いに切磋琢磨できること、それが何よりも本校の魅力と言えると思います。こうした伝統のもとで、今春本校を巣立った中高一貫校8期生の皆さんは、個々の進路実現において素晴らしい成果を発揮してくれました。

そして、新たなグローバル人材育成のミッション(使命)は、私たちに新しい飛躍の機会を与えてくれています。(※ 東京都教育委員会の本事業計画の報告書はこちらから

この取組によって育てたい生徒像を、私たちは次のように明確に示しました。

自己のアイデンティティを有し、
個々の能力を最大限に発揮して課題解決を図るとともに、
多様性の尊重を基盤に、国際的な「競争」と「協働」の両方ができる人材

ダイバーシティ(多様性)の尊重が根底にあって、「競争」だけでもない「協働」だけでもない、その両方ができる人材こそ、グローバル化の進展する時代に真に求められているのではないでしょうか。そしてこのことがまさに「言うは易く行うは難し」であることは、現在の世界情勢が如実に示しています。私は、自己や自己の属する集団を大切にすることは容易であっても、異なる他者の多様なあり方を尊重することは、教育によってのみ可能になるとの信念をもっています。本校の生徒は誰もがダイバーシティ(多様性)の言葉を意識しながら、日々の学校生活に取り組んでいます。今年度は初めて、海外帰国・在京外国人生徒枠募集による中学1年生24名が入学します。まさにダイバーシティ(多様性)に満ちた学習環境が期待されます。

こうした中で、グローバルなコミュニケーションツールとしての英語力の向上にも本校は力を入れており、昨年度は中学3年生の91%、中学2年生の80%が既に英検準2級以上を取得するという成果を挙げました。

白鷗は、確かな学力を育成し、真に世界で活躍できるリーダーを育てることをめざし、これからも時代をリードするパイオニアとして、変化を恐れず前進します。

「伝統からグローバルな未来へ」

美しい校名のとおり、白きカモメのごとく世界へと飛躍する白鷗として、教職員一同精一杯努力をしてまいりますので、今後ともご理解・ご支援を賜りますようお願いいたします。

平成30年4月

東京都立白鷗高等学校・附属中学校

校長 善本 久子